

失敗に学ぶ RPA導入の勘所

目次
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稼働後にロボ品質が問題に 本番環境との違いに注意
[最終回]ロボットの品質
ユーザーテストや稼働を開始した後に、ロボットの品質が問題になることがある。仕様の確認漏れ、開発と本番環境の違いなど理由は様々だ。要件定義や設計・開発の工程で品質を作り込むことはもちろん、どんな分野に問題が起こりやすいのかを把握しておこう。
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ユーザーの巻き込みに失敗 全社の推進体制づくりが重要
[第5回]開発チームづくり
RPAの導入では、開発チームづくりが重要だ。RPAを適用する業務の特性などから、開発チームに求められるスキルを見極めよう。さらに、円滑に開発・運用を進めるためには、ユーザー部門など関係部署との役割分担を明確にし、全社的な推進体制を構築することが不可欠だ。
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過不足なく操作手順を可視化 RPAの設計図を上手に作る
[第4回]操作の可視化
手作業の業務をRPAに置き換える場合、PCの操作方法を「操作手順」として洗い出す必要がある。操作手順はロボット開発の設計図と言えるもの。過不足なく書き表せないと、手戻りなどが発生しがちだ。可視化ツールなどを駆使して、効率良く操作手順を洗い出そう。
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RPAにこだわるのは禁物 導入後の業務を正しく描く
[第3回]業務の可視化
RPAにこだわりすぎて、かえって業務が煩雑になってしまう。RPA導入プロジェクトでは、こんな例が散見される。業務の見直しやRPA以外のツール活用の可能性を検討しなかった結果だ。
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場当たり的に導入すると失敗 全体計画で決めるべき9項目
[第2回]導入プロセス
RPAの導入は大きく5つのステップのプロセスで進める。最初にすべきは「全体計画策定」だ。導入目的や展開計画、推進体制など主要9項目を明確に定めよう。こうすることで、ありがちな失敗パターンの1つである「場当たり的に始める」ことを避けることが可能になる。
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特性を理解しないと導入難航 RPAの正体を理解しよう
[第1回]RPAの概要
PC業務を自動化するという触れ込みで一気に導入が広がったRPA。その一方で、導入に失敗するケースも散見される。先人と同じ過ちを繰り返さないために、失敗のパターンを押さえよう。典型例は、RPAの特性を理解せずに他の業務システムと同じように導入しようとすることだ。