

ITエンジニアのためのデザインの基本

目次
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ユーザーの目線に立つ利用現場を観察しよう
[最終回]より良いデザインのために
より良いUX(ユーザーエクスペリエンス)に欠かせないのが、ユーザーの目線に立つことだ。観察や調査、チェックツールを使った自己診断など、ユーザーの立場に立てる方法は様々ある。個人での資格取得や組織としての人材育成など、UXの向上に向けて取り組みを続けよう。
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4原則でわかりやすさをアップ 色やフォントの選び方を知る
[第6回]見た目のデザイン
ビジュアルデザインの基本を押さえることでシステムのわかりやすさはアップする。デザインの勘どころである4原則や色、フォントの特徴や選び方を押さえよう。色覚の多様性に配慮するカラーユニバーサルデザインも解説する。
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紙と鉛筆から専用ツールまで プロトタイプで手戻りを防ぐ
[第5回]プロトタイプとテスト
今回は良いUXを設計する過程で実施するプロトタイプ制作とその検証作業を取り上げる。プロトタイプの制作手法は紙と鉛筆だけを使うものから、専用ツールを使うものまで幅広い。適切なタイミングで適切な手法を選択することで、課題を早期発見し、大幅な手戻りを防ぐことができる。
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画面に表示する情報を設計 使いやすさを追求する
[第4回]骨格のデザイン
骨格フェーズは画面上に「何を」「どこに」「どのように」表示するのかを考える。ユーザーの使い方を予測し、効率を上げる画面の配置や情報提供が重要になる。ユーザーの立場から、読みやすさや使いやすさを十分に検討しよう。
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メニューと画面遷移を設計 目に見えない部分で使いやすく
[第3回]情報構造のデザイン
ユーザーを理解し、UXデザインのコンセプトを固めたら具体的な機能の構造を設計していく。画面のレイアウトといった目に見える部分だけではなく、メニュー構成や画面遷移も使いやすさを左右する。ユーザー目線に立つことで、情報の構造や導線を使いやすくできる。
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誰のためにデザインするのか 目的とペルソナを明確に
[第2回]戦略・要件のデザイン
今回はUXをデザインする際のよりどころとなる「UXデザインコンセプト」について解説する。ペルソナなどの手法を用いて構築するシステムのユーザー像を定義することが欠かせない。そのためにはユーザーの声を聞いたり、現場を観察したりしてユーザーの観点を得よう。
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目指すはより良いUX 構築時に押さえるべきポイント
[第1回]「デザイン」を知る
ユーザーが使いやすい良いシステムとはどのようなシステムで、どのように作ればいいのだろうか。ITエンジニアがデザインの基本を知るだけで、システムが提供する使い勝手は劇的に向上する。本連載ではITエンジニアが今すぐ実践できる、デザインのポイントを解説していく。