

実践!マイクロサービス導入法

目次
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Kubernetes土台に標準化 IstioやK Nativeも実用へ
[最終回]マイクロサービスの進化
マイクロサービス関連技術は、コンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」を土台に標準化が進んでいる。サービスメッシュの「Istio」、自動運用のための「Kubernetes Operator」、サーバーレスを実現する「K Native」などだ。今後のKubernetesの導入を見据え…
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開発から運用を一気通貫 自動化で安定稼働を支える
[第5回]導入設計(DevOps編)
アプリケーションを頻繁に安定してリリースするには、開発と運用の密連携が欠かせない。DevOpsチームを組織し、運用の自動化やルール策定などに取り組もう。自動化では継続的なインテグレーションやデプロイなど適切な手法を選ぶ。
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既存システムとデータ連携 保守性、性能、可用性で選ぶ
[第4回]導入設計(データ分割編)
新サービスと既存システムの間で、データの参照や登録を行う。データの参照では、DB連携やビュー、レプリケーションなどの手法をうまく使い分ける。データの登録はキューを活用し、非同期に実行する手法が向く。
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ECサイトをサービス化 分割対象を見極める
[第3回]導入設計(アプリ分割編)
アプリ分割の設計では、既存システムを分析しマイクロサービス化の対象を探し出す。サービス化の過程では、アクティビティー図やシーケンス図などが重要になる。非同期メッセージングの活用で、インターフェースや性能、可用性が分離できる。
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一括再構築では失敗する 段階的にシステムを改善
[第2回]導入への体制づくり
マイクロサービス化は、オンプレミス、モノリシックから段階的に作り替える。前提として、アジャイル開発体制、DevOps、横断機能プラットフォームを導入。稼働環境の構築は、最新のクラウドサービスを使うのが早道だ。
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システムの変更速度を向上 利点と制約を押さえる
[第1回]マイクロサービスとは何か
マイクロサービスを導入すれば、システムの変更速度を上げることができる。サービスを疎結合につなぐことで、機能変更に伴う各種調整が不要になるからだ。ただし導入の前提として、データ一貫性を始めとする制約を押さえておく必要がある。