
(写真:Getty Images)
デジタル時代を迎えた今、稼働後もシステムを継続的に成長させていく「エンハンス(拡張)」の発想が重要になっている。これから求められる保守開発の在り方を追う。
デジタル化待ったなし!
デジタル時代を迎えた今、稼働後もシステムを継続的に成長させていく「エンハンス(拡張)」の発想が重要になっている。これから求められる保守開発の在り方を追う。
システムは稼働後の成長で決まる
稼働後は安定運用が重要―。こんな企業システムの保守に関する考えが大きく変わろうとしている。稼働後であってもシステムを成長させていく「エンハンス(拡張)」の発想が求められている。攻めの発想を持って、システムの成長を支援する取り組みに乗り出そう。
デジタル化の足かせにしない
デジタル側の機能追加や変更に、従来型の業務システムも無縁ではない。かといって、既存の業務システムの変更には時間がかかり、デジタル側に追い付けない。まずはデジタル側のシステムの成長を妨げない仕組みを導入していこう。
もっと早くシステムを育てる
稼働後のシステムの成長を早める方法として、アジャイル開発を適用するケースが増えつつある。アジャイル開発によってエンハンス開発にまつわるリスクを削減するのが狙いだ。手戻りを減らし、メンバーの生産性を上げる効果が期待できる。
すべてを成長型へ
システムを継続的に成長させるために、システムの刷新と同時に保守を見直した企業がある。成長を前提にしたシステムを作り、その成長をエンハンス開発で促進する狙いだ。エンハンスに携わる人材の意識改革も欠かせない課題になっている。