

デジタル化に効くロジカルシンキング

目次
-
モデル構造の観点で図を修正 表現の詰め込みすぎに注意
今回は、これまで連載してきた図表作成の基本テクニックについてのまとめとして、出来の良くない図を修正する応用事例を解説する。
-
多様な表現方法を持つ ツリー構造モデルを使いこなす
今回は前回に引き続き、モデルとビューの考え方で図を描く方法を解説する。モデルとは伝えたい構造であり、ビューはその表現方法である。モデルをうまく設定できれば、単純で定型的な手順で図が描ける。
-
伝えたいことをモデルで明確化 ビューを適用して図を描く
これまで数回にわたって図の描き方について、良い図とは何か、そしてそれを描くときに気をつけるべきことを説明してきた。
-
見やすく伝わりやすく 定型パターンを使って作図
前回までで、わかりにくい図についてその理由と改善のポイントを解説した。内容を的確に伝えられるなら、テキストだけで伝わることをわざわざ図にする必要がないことも説明した。
-
まず伝えたいことを明確にする 図での説明は本当に必要か
前回は図1に示す分かりにくい図とその理由を説明した。今回はそれを分かりやすく改善するにはどう考えていけばよいかを解説する。
-
創意工夫したわかりにくい図 なじみの表現を勝手に変形
「上司や顧客に自分の書いた図がわかりにくいと指摘されるが、わかりやすい図を書くにはどうすればよいかわからない」。こういう悩みを聞くことが多い。この連載では前回まで、構造視点で文章を効率良く改善できることを説明してきた。この原理は文章に限らず図も同じだ。今回から数回にわたって、出来の良くない図を構造…
-
ドキュメントの構造を通じて仕事の構造を整理する
今回も前回に引き続き、構造化のテクニックを使ってわかりにくい資料を整理していく。例文の修正を通じて、ドキュメントの構造は仕事の進め方や課題の構造を反映し、それを整理することは仕事や課題の整理につながることを説明する。
-
ユーザーと開発者の視点で文章の役割を定義、修正依頼書の構造を見直す
前回はわかりにくい資料の文章を、「MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiv)」を用いて修正する方法を紹介した。MECEは、概念や課題をモレなくダブりなく分類する構造化手法である。前回は手順に着目した構造化を紹介したが、今回も引き続き同じ例…
-
手順に着目して構造化、モレなくダブりなく文章を書くコツ
先輩社員が後輩の資料をレビューする様子を見て、些細な日本語の誤りに目くじら立てるのはやめようよと言いたくなることがある。筆者は海外留学生による日本語のレポートを読む機会も多い。全く理解不能なこともあるが、語句がおかしくても理解できることが結構ある。その差は文章の構造にある。
-
相手ごとに異なるSo What? 関係者を把握し報告を組み立てる
前回までに、仕事を効率的に進めるテクニックとして、報告中にその結論であるSo what?を明示することの大切さと、それが論理構造の足場となるコンテキストによって変わることを示した。
-
足場となるコンテキストを合わせ同じSo what?を見てもらう
前回は、報告に対するレスポンスを適切で迅速なものにするコツとして、論理構造を意識して、報告相手となる上司に結論であるSo what?を明示するテクニックを紹介した。さて上司はこの報告に納得してくれるだろうか。ご存じのように、本人が論理的で正しいと思っていても、納得してもらえないことは多い。
-
報告は上司になったつもりでSo what?せよ
近年のデジタルテクノロジーの進歩とそれによるサービス革新は、質的にも速度的にも従来とは大きく違っている。これまで最も高度な知的職業とされてきた弁護士や医師ですら、多くの場面でAI(人工知能)による代替が進むと考えられている。