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 curlコマンドを使った例を紹介しよう。次の例は、LaMetric Timeに通知を送り、アイコンとメッセージを強制的に表示する(写真3)。

curl -k -X POST \
  -H "Authorization: Basic {APIキーBase64エンコード}" \
  -d '{"model": {"frames": [
        {"icon": 87, "text":"おはよう"}
      ]}}' \
  https://{IPアドレス}:4343/api/v2/device/notifications
写真3●通知表示(ひらがな)
写真3●通知表示(ひらがな)
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 入りきらなかった文字は、左にスクロールしてすべてを表示する。まさに電光掲示板だ。そして写真4の通り、日本語の表示も可能だ。漢字にも対応しているが、複雑な漢字はつぶれて読みづらいため、表示する内容に配慮が必要だろう。

写真4●通知表示(漢字)
写真4●通知表示(漢字)
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 このローカルAPIには、通知表示のほか、表示モード(LaMetricアプリ)切り替えなどもサポートしている。LaMetric Timeはクロックと銘打っているものの、実際には「スマート電光掲示板」といえる。

 一見この製品は一般消費者向けのように見える。見た目もエレガントで部屋の中のオブジェとしては悪くない。しかし個人で使うには、1台2万5000円程度の価格は高く感じてしまうだろう。

 実はこの製品はビジネス用途での可能性のほうが高いと筆者は考えている。事実、公式Webページでもビジネス向けの活用が意識されている。この製品を時計ではなくスマート電光掲示板としてみれば、飲食店のテーブルやオフィスの受付など、用途は色々と思いつくだろう。この製品はクラウドとの連携を前提としており、当然ながらクラウドの運用コストを折り込んでいるはずだ。そう考えれば、決して高くはないだろう。

 今回は紹介できなかったLaMetricアプリやクラウドAPIも組み合わせれば、この古くて新しいスマート電光掲示板はアイデア1つで大きく価値を高められそうだ。

LaMetric Time日本語公式サイト
https://lametric.com/ja-JP/time/overview
LaMetric Time開発者サイト(英語)
https://developer.lametric.com/
LaMetric Time開発ドキュメント(英語)
https://lametric-documentation.readthedocs.io/en/latest/
node-upnp-utils
https://github.com/futomi/node-upnp-utils
羽田野 太巳(はたの ふとみ)
futomi 代表取締役社長、ニューフォリア取締役 最高技術責任者
羽田野 太巳(はたの ふとみ) Webシステム開発およびWebコンサルティングに携わる。HTML5の気運が高まる以前からHTML5の探求を始め、HTML5専門サイト「HTML5.jp」を立ち上げ、HTML5の普及啓蒙に関わる。HTML5関連書籍や雑誌記事執筆も行う。現在は、Webベースのアプリケーション開発やデジタルサイネージ・システムの研究開発の指揮を執る。