
(イラスト:小林ちか子)
強いストレス状態が続いて潰れてしまった部下がいる。このような部下を復活させ、以前と同じパフォーマンスを発揮してもらうにはどうすればよいだろうか。リーダーの視点から部下の支援方法を解説する。
強いストレス状態が続いて潰れてしまった部下がいる。このような部下を復活させ、以前と同じパフォーマンスを発揮してもらうにはどうすればよいだろうか。リーダーの視点から部下の支援方法を解説する。
4月から新年度が始まり、新しくリーダーに任命された人や異動で別のチームリーダーになったという人は多いはずだ。部下のサポートに頭を悩ます新リーダーもいるだろう。あなたが担当するチームに以下のような部下はいないだろうか。
周囲との関係性を改善
潰れた部下の周りでよく見られるのが、チーム内が殺伐としていて、誰も相談できる人がいないといった状態だ。部下とリーダーの関係やチームメンバー同士の人間関係が悪い場合、ストレスをはね返せず潰れてしまいがちだ。
仕事の量と質を適切にアサイン
部下が潰れる大きな外的要因の1つに、仕事の量や質が適切に割り当てられていないことが挙げられる。過度な仕事量を抱え込んでしまったり、やりたくない仕事ばかりを押し付けられたりする人は、強いストレスを感じて潰れてしまいがちだ。日々の仕事に手いっぱいで休暇がない状態が続き、疲れて精神的に落ち込みやすくなる…
リカバリーのキーとなる成功体験
部下のリカバリーを支援するには、成功体験を積み重ねてもらうことが大切だ。自身が何かを成し遂げたという成功体験を重ねることで自信を取り戻し、リカバリーの促進につながる。いわば正のサイクルを回せるようになるのだ(図8)。