
〈写真:Getty Images)
レガシーシステムは貴重なデータやロジックをため込んだ宝の山。この解体なしに、クラウドネイティブへの一歩は踏み出せない。
レガシーシステムは貴重なデータやロジックをため込んだ宝の山。この解体なしに、クラウドネイティブへの一歩は踏み出せない。
[Part1]レガシーの足かせを外す
デジタル化の推進圧力により、レガシーが足かせとして顕在化してきた。レガシー解体に当たっては、価値が出る領域を見極めるのが第一歩。移行後に保守性を維持するために、テスト資産の継承が欠かせない。
[Part2]3つの解体シナリオ
現行システムの機能を踏襲するリライトでは、テストが課題。API連携なら、レガシーを含めた周辺システムを効率的につなげる。データ連携ツールを使えば、クラウドとレガシーも連携できる。
[Part3]クラウドに乗り、デジタルへ
稼働中のシステムを変更なく持ち込めるクラウドなら移行リスクは低い。移行判断には、クラウド上の構成を考えた料金シミュレーションが必須。レガシーとは別に、新たなデジテル基盤を作る企業も増えそうだ。
[Part4]最適なIT人材の始め方
有効求人倍率が7.75倍になるなど、IT人材不足が深刻さを増している。レガシーシステムの継承やデジタル化の推進など、役割拡大が一因だ。人材像や組織体制の明確化など、IT部門主導の戦略が求められてきた。