AI(人工知能)の活用が一般企業にも広まってきた。普及を後押しするのが、クラウドが提供する「学習済みAI」の充実。これまでAIは一から「自社開発」するのが一般的だったが、新たな選択肢として注目を集める。これまで通り自社開発するのか、学習済みAIを活用するのか。AIシステムの開発に当たり、二者択一で手法を選ぶ必要がある。

特集
AIシステム開発 二者択一の手法
目次
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企業システムで増える採用 学習済みAIで導入が容易に
[PART 1]AIは「作る」か「使う」か
業務効率化などAIサービスの用途が一般の企業システムに広がってきた。後押しするのがモデル開発が不要で、すぐに使える「学習済みAI」の充実だ。従来型の自社開発AIと学習済みAIのどちらを選ぶか、開発時の選択が重要になる。
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モデルの開発は不要 AI素人でも導入可能
[PART 2]学習済みAIから選択
AI導入で最も手間がかかるモデル開発を不要にするのが学習済みAIだ。学習済みAIにAPI経由で接続すれば、すぐに利用可能だ。複数のサービスを実際に利用して精度を比較するなど簡単な作業で導入できる。
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実装に向け試行錯誤が必須 テンプレートで負担軽減へ
[PART 3]自社開発AIはモデルに注意
現状、導入の主流となっているのが自社に合ったモデルを開発する自社開発AIだ。自社開発AIはモデルの開発で終了ではなく、その後も様々な作業が必要になる。今後はテンプレートの活用によりモデル開発の工数は削減される見込みだ。
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運用で精度を見直し 倫理と向き合い導入する
[PART 4]AI活用のカギを握る「育て方」
AIを使ったシステムは精度の高いモデルを開発すれば完成ではない。稼働後の精度の低下、外部環境の変化に対応しながらAIを「育てる」必要がある。AIが意図せぬ判断をしないように開発中から注意を払おう。
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