
(写真:Getty Images)
今や60歳を過ぎても働き続けるのが当たり前の時代になった。45歳以上の「シニアSE」はかつてより長いキャリアプランを考えなければならない。一方で、IT業界は空前の人手不足にある。シニア流の能力向上術でパワーを取り戻せば、生涯稼ぎ続けるエンジニアになれる。
今や60歳を過ぎても働き続けるのが当たり前の時代になった。45歳以上の「シニアSE」はかつてより長いキャリアプランを考えなければならない。一方で、IT業界は空前の人手不足にある。シニア流の能力向上術でパワーを取り戻せば、生涯稼ぎ続けるエンジニアになれる。
[PART1]シニアのモチベを高める
人手不足の解消策として、シニアSEの活用に目を付ける企業が増えている。60歳の定年後も活躍次第で現役並みの報酬を得られる。そんな人事制度をSCSKが導入。60代社員のモチベーションを高めようとしている。シニアSEが活躍する方法はいくらでもある。
[PART2]調査に見る勝ち組と負け組
本誌と日経 xTECHは45歳以上のシニアSEを中心にアンケート調査を実施した。質問項目は仕事への満足度や能力の衰えの実感、悩みなど。2018年6月6日から20日にかけて実施し、合計647件の回答を得た。回答結果を基に、シニアSEの実態を報告する。
[PART3]年齢差別を乗り越える
活躍できるシニアSEになるには、年齢差別(エイジズム)という自分を取り巻く環境を理解する必要がある。そのうえで、歳を取っても衰えない能力を意識して向上させる。加齢を研究する「ジェロントロジー」を活用した人材コンサルティングを手掛ける筆者が、シニア世代のキャリア開発を解説する。