
(写真:Getty Images)
パブリッククラウドの普及に伴い、止まらないシステムの設計手法が変わってきた。ハードウエア部品の信頼性を高めるのではなく、複数のサーバーを並べて分散システムを構築し、可用性を向上させる。イマドキの止まらないシステムの設計術を学ぼう。
パブリッククラウドの普及に伴い、止まらないシステムの設計手法が変わってきた。ハードウエア部品の信頼性を高めるのではなく、複数のサーバーを並べて分散システムを構築し、可用性を向上させる。イマドキの止まらないシステムの設計術を学ぼう。
可用性向上策の常識が変わる
高可用性システムの作り方が変わってきている。クラウドでは多くのサーバーを並べる手法が有効だ。複数サーバーを分散配置し高可用性を実現する4つのポイントを押さえよう。
分散データの整合性を保つ
マイクロサービスでは分散したデータの整合性を保つのが難しい。回避法にはキーの付与や処理後のデータ突き合わせがある。NTTデータやTISの工夫を見よう。
システムの復元力を高める
サービスを止めないためには素早い復旧作業が大切だ。分散システムでは冗長構成により完全停止を回避できる。システムの復元力を高める方法を学ぼう。
APIのボトルネックを解消する
分散システムでは様々な原因によって処理が遅延する。止まらないシステムに欠かせないのがAPIのボトルネックの解消だ。サーキットブレーカーは復旧まで処理を肩代わりできるが、注意点もある。
障害発生ポイントを洗い出す
障害発生時の対応をあらかじめ準備しておくことが大切だ。それにはイベントストーミングが活用できる。TISと楽天の事例を見てみよう。