
〈イラスト:串田 千麻〉
RPA(ロボティックプロセスオートメーション)は本格普及期に入ってきた。半面、ロボットの作成に時間がかかる、ロボットをメンテナンスできないといった壁にぶつかる現場も出始めている。RPA導入を担当するエンジニアやシステム担当者が直面する、典型的なRPAの落とし穴とその脱出法、回避法を解説する。
RPA(ロボティックプロセスオートメーション)は本格普及期に入ってきた。半面、ロボットの作成に時間がかかる、ロボットをメンテナンスできないといった壁にぶつかる現場も出始めている。RPA導入を担当するエンジニアやシステム担当者が直面する、典型的なRPAの落とし穴とその脱出法、回避法を解説する。
PC上で人間が行っていた作業を自動化する「RPA」の普及が進んでいる。ただ、本格導入にはさまざまな落とし穴が待ち構えている。普及が始まったばかりで、導入・運用のノウハウが十分に確立されていないからだ。
運用に入ってから問題するRPAの落とし穴もある。「ロボットが間違いを犯す」「ロボットが止まる」「メンテナンスできない」の3つだ。これらの落とし穴にはまり込むとロボットの運用工数が跳ね上がり、RPAの導入効果を引き下げてしまう。
間違った動作をするロボットになるのは、テストが不十分なままロボットをリリースしているからだ。RPAでもテストをしっかりやらなければならない。これは一般的なシステム開発と変わらない。