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アニーリングマシン

 組み合わせ最適化といった特定の問題に特化したコンピューター。量子やCMOSを利用し、高速に問題を解ける。楽天の森氏は「データが不足し、AIでは推測が難しいといった問題をアニーリングマシンで解決できる」と話す。いわば「脱AI」の実現手段の1つとして期待が高まる。

自動運転技術

 自動運転を実現するための技術の総称。自動車に搭載されるソフトウエアやハードウエアを含む。例えばAIチップやセンサー機器、高速通信モジュールといったハードウエアと自動運転ソフトや画像解析ソフトなどである。「2020年はある程度の制約下では自動運転を実現する技術が次々と発表されるのではないか」(ウルシステムズの漆原氏)という。

説明可能なAI

 AIによる処理結果の導出根拠や判断経緯を人に分かる形で示すこと。AIの実用化が進む一方だが、深層学習ではAIの判断根拠がブラックボックス化して分からないという課題が顕著になっている。例えば自動運転にAIを使う場合は事故発生時に根拠が分からなければ、処理が適切だったのかが判断できない。

 説明可能なAIへのアプローチは大きく2種類ある。1つは深層学習のモデルに推論エンジンを付与し、処理結果の過程を解析する方法。もう1つがモデルそのものを可視化する方法である。

CI/CD

 Continuous Integration/Continuous Delivery(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)の略。CIは複数人のエンジニアによって開発されたソースコードやその修正部分をまとめ、品質をチェックし、テストする。そして実行可能なプログラムを作り上げるまでのプロセスを自動実行できるようにすること。

 一方、CDは実行可能なプログラムをシステムの稼働環境(開発やステージング、本番)に自動配備し、リリースできる状態を維持することを指す。

Java13

 世界中で使われているプログラミング言語の新版。大きな機能追加はないが、Switch式やテキストブロックといったコーディングを楽にする機能が加えられた。

WebAssembly

 WebAssemblyはWebブラウザーが実行できるバイナリー形式のアセンブリー言語。実行時にパースやバイナリーコードへの変換処理が不要なため、JavaScriptコードよりも高速に動作する。主要なWebブラウザーであるChromeやFirefox、EdgeなどはWebAssemblyに対応済みなので今後の普及が見込まれる。

 JavaScriptコードと併用し、高速化したい部分をWebAssemblyコードで記述してJavaScriptコードから呼び出せる。WebAssemblyのコードは、C/C++やRust、TypeScriptといった主要な言語からコンパイルなどで生成可能(図7)。

図7●WebAssemblyでWebアプリの処理を高速化
図7●WebAssemblyでWebアプリの処理を高速化
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