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 NTTドコモとKDDI(au)、ソフトバンクが打倒LINEに向けてスマートフォンのショートメッセージサービス(SMS)の機能を刷新し、動画や長文などを送れる新サービスを始めるとの日経コンピュータの記事内容について、KDDI(au)とソフトバンクが2018年2月23日までに正式に認めた。NTTドコモを含む携帯大手3社は近く発表し、年内にも投入する見通しだ。

 大手3社はSMSの機能を一斉に刷新し、テキストや動画の送受信やチャットなどができるメッセージングの新サービスを始める。MMS(マルチメディアメッセージングサービス)」の拡張版ともいわれる「RCS(リッチコミュニケーションサービス)」に準拠。SMSと同じように電話番号を使ってやり取りできるのが特徴だ。日経コンピュータが先行して報じ、一部メディアも追随していた。

 日経コンピュータの取材にKDDI(au)は「準備ができれば発表する」(広報)と答えた。ソフトバンクは「そういう(記事内容の)方向で準備できれば」(広報)と述べるにとどめたが、KDDI(au)とソフトバンクの関係者は「準備をしている」ことを明らかにした。NTTドコモの広報は「現段階でコメントできることはない」と話すにとどめたが、ドコモ関係者は「近く発表に向けて水面下で調整している」と明かした。

 NTTドコモとKDDIの2社については2月19日に携帯通信事業者の業界団体「GSMA」(GSM Association)のRCSの規格をサポートする55の事業者に含まれている。ソフトバンクグループ子会社の米スプリントも参加済みだが、ソフトバンクはまだだ。ソフトバンクは2月下旬にスペインのバルセロナで開かれる世界最大の通信見本市「Mobile World Congress 2018(MWC 2018)」で参加を発表するもよう。

 3社は当初、MWC 2018でSMS刷新を発表する予定だったが、調整が遅れ現在は4月上旬をめどに共同発表の準備を進めている。3社がRCSに準拠した新サービスを始めることについて、「LINEを使い慣れているのにいまさら」という利用者の声がある。一方でオフィスなど業務の用途では便利との見方もある。

■変更履歴
3段落目にKDDI(au)とソフトバンクの関係者のコメントを追記しました。 [2018/02/23 14:50]