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図:Mitsubishi Elevator Koreaの新工場外観
図:Mitsubishi Elevator Koreaの新工場外観
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 三菱電機は、韓国の仁川経済自由区域で建設していた三菱エレベーターコリア(Mitsubishi Elevator Korea)の新工場が2018年3月1日から稼働すると発表した(図、ニュースリリース関連記事)。新工場の年産能力は、現在の2.5倍に当たる4000台。高さ95mの試験塔や据え付け・保守センターに加えてR&Dセンターを設置し、開発・検証機能を強化する。

 R&Dセンターの開設に伴い、新工場にはマザー工場である稲沢工場(愛知県稲沢市)の開発機能の一部を移管し、グローバルでの開発と検証に生かす。韓国で販売から設計、開発、製造、据え付け、保守までの一貫体制を構築するとともに、据え付け・保守で現場の情報を得ることにより、韓国市場向け専用機種の開発と検証を推進するという。

 同市場向けとしては、専用機種の「NexPia」シリーズの生産能力を高める他、中小規模の低層ビル向け需要の拡大に対応する。こうした生産体制の強化により、同市場における事業規模の拡大を図る。三菱電機によると、同国における2017年度の新設昇降機市場は約2万6000台。低層ビル向けの需要が堅調に伸びていることに加え、リニューアル需要も増えており、今後も安定した需要が見込めるという。

 グローバル市場に向けては、Mitsubishi Elevator Korea製高速エレベーターの速度を、従来の240m/minに加えて300m/minや360m/minにまで拡大。現地生産によって価格競争力を強化し、高層ビル向けの需要に応える。ASEAN(東南アジア諸国連合)地域や中東を中心に増加している高速エレベーターへのリニューアル需要にも対応する。

 Mitsubishi Elevator Koreaの設立は2001年。2008年に高速エレベーターの輸出を開始した。今回、グローバル開発拠点としての役割も持つ新工場を建設し、生産能力を高めることで、より安定期な開発・製造基盤を構築する。新工場の敷地面積は1万8820m2で、総建築面積は1万9070m2。投資額は約35億円。