独Igusは、屈曲性に優れ、曲げ半径の小さな新素材ケーブル「チェーンフレックス CFSOFT」を開発した(ニュースリリース)。産業機器などの可動部でケーブルやホースを保護・ガイドするケーブル保護管「エナジーチェーン」用途で、狭いスペースに使用した場合でも長寿命化が期待できるという。

曲げ半径の小さな新素材ケーブル「チェーンフレックス CFSOFT」の外観
曲げ半径の小さな新素材ケーブル「チェーンフレックス CFSOFT」の外観
出所:イグス
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 今回の製品は、導体構造の新たな特殊設計に加えて、耐摩耗性に優れたやわらかい外被を使用することにより、高い屈曲性を実現した。各心線は軟銅線で、特殊な撚り合わせで製造するため、従来品に比べるとケーブル全体がより曲がりやすくなっているという。CFSOFTは、半導体製造過程などの狭いスペースでの高速用途に向いており、半導体製造装置の場合、長さ約0.5~1mのストロークで超高速動作時のケーブルをガイドする。ケーブルの曲げ半径は、ケーブル外径×5に設計されているほか、クリーンルームClass2にも準拠する。

従来品(上)とチェーンフレックスCFSOFT(下)の比較イメージ
従来品(上)とチェーンフレックスCFSOFT(下)の比較イメージ
出所:イグス
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 CFSOFTは、社内試験施設で3年に渡って実条件下でテスト済みとして、設計上の安全性をアピールしている。製品は、メートル単位またはハーネス済みケーブルとしても発注することができ、同社のオンラインツールを利用した構成が可能。エナジーチェーンに収納した「レディーチェーン」状態の提供も可能としている。