米Analog Devices社(ADI)は、同社従来品に比べてレシーバー(受信回路)の帯域幅が2倍の200MHz(最大値)と広いRFトランシーバーIC「ADRV9009」を発売した。2つのトランスミッター(送信回路)と、2つのレシーバー、2つのオブザベーション(観測)用レシーバー、フラクショナルN型のRFシンセサイザー、局部発振器(LO)、デジタル信号処理回路などを1チップに集積した。トランスミッターの周波数合成における帯域幅は450MHz(最大値)、オブザベーション用トランシーバーの帯域幅は450MHz(最大値)。同社によると、「帯域幅は業界で最も広い」という。同社従来品に比べて、ディスクリート部品を20個不要にできるほか、消費電力を約半分に削減でき、パッケージの実装面積を約60%減らすことが可能になったとしている。対応する周波数範囲は75M〜6GHz。第2世代〜第5世代(2G〜5G)の無線通信インフラ機器や、フェーズド・アレー・レーダー、航空宇宙用電子機器、防衛用電子機器などに向ける。
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