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 LINEは2018年6月28日、事業戦略説明会「LINE CONFERENCE 2018」を開催し、同社のエンターテインメントや海外事業、コマース、メディア、AIなどの各事業について最新戦略を発表した。質疑応答を含めて4時間半を超えたイベントの中で、LINE PayがSMB向けに「3年間手数料ゼロ」とする施策や音声アシスタント「LINE Clova」のスキル強化、新デバイス発表などが注目を浴びた。

スマホを前提に7年目のLINEを「再デザイン」

 イベントにはLINEの出澤剛社長が登壇。「6月でLINEは7周年を迎えた。あらゆるものを心地良い距離まで近づける『Closing the distance』がコーポレートミッションだ」と紹介した。

LINEの出澤剛 社長
LINEの出澤剛 社長
(撮影:山口 健太、以下同じ)
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 2018年の事業戦略テーマは「リデザイン」とした。「もともとPC向けだったインターネットサービスをスマホに移行させてきた。だがスマホはPCの延長ではなく、断絶した全く新しい体験だ。従来の慣習で設計するのではなく、根本的にデザインし直すことが必要だ」(出澤社長)と説明した。

 最も注力しているサービスとしては「LINE Pay」を挙げ、「決済は大きな資本が必要で、インターネット企業の参入が難しい領域だった。裏を返せばユーザーは古いままの不便なシステムを使わされている」(出澤社長)とした。

 さらにブロックチェーン技術を利用した、LINE独自のトークンでサービスへの貢献者に報酬を支払う「LINEトークンエコノミー」構想を発表した。報酬の仕組みを整備することで、サービスをさらに拡大させていくことが狙いだという。

音楽やスポーツの電子チケット事業がサービス開始へ

 エンターテインメント事業については、舛田淳 取締役CSMOが登壇。音楽、ライブ、ゲームなどの最新施策を発表した。

舛田淳 取締役CSMO
舛田淳 取締役CSMO
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 LINE MUSICについて、「3年前に発表したとき、CDやダウンロードが主流の日本でストリーミングは流行らないと言われた。だが、いまやストリーミングはダウンロードを上回り、日本の音楽市場を牽引している」(舛田取締役)と語った。

 新機能としては、トークルームにBGMを設定できる機能を今夏に、ミュージックビデオ機能を今秋に開始するという。「LINEのプロフィール画面に、好きなミュージックビデオを設定できる。音だけでなく動画でもアーティストと触れ合う機会を作っていく」(舛田取締役)とした。

 2017年9月に発表した電子チケット事業「LINE TICKET」は、今秋に提供開始する。「紙のチケットを電子化することで、転売問題への対策にもなる。イベント全体のプロセスをLINEで扱えるようにする。音楽から始め、スポーツなどにも拡大していく」(舛田取締役)とした。

LINE TICKET
LINE TICKET
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