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20Gビット/秒に対応したリドライバーIC
20Gビット/秒に対応したリドライバーIC
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 ザインエレクトロニクスは、20Gビット/秒と高いデータ伝送速度に対応したリドライバーIC「THCX422R10」を開発し、2018年9月にサンプル出荷を始める(ニュースリリース)。「USB 3.2」規格に準拠する。CML(Current Mode Logic)方式を採用した高速信号のシグナルインテグリティーの確保に向けたものだ。イコライザーやバッファー、ドライバーといった機能を搭載する。高速信号がプリント基板やケーブル、コネクターなどを伝送する間に減衰してしまった高周波信号成分をイコライザー機能で補償し、ドライバーを使って再送信する。こうすることで、取り回ししやすい細いケーブルを使っても、データを長い距離伝送することが可能になる。つまり、アイパターンの開口部を広くすることができるわけだ。

 これまで同社は、「USB 3.1 Gen2」規格や、「Thunderbolt」規格、「DisplayPort 1.3」などに向けたリドライバーIC「THCX222R10」を製品化していた。今回は、このICの主要機能を2つ、1つのダイに集積して並列化することで20Gビット/秒と高いデータ伝送速度に対応した。送信チャネルを2個、受信チャネルを2個備える。すなわち4チャネル対応である。イコライザーの利得は、高速信号の伝送路特性に合わせて、ユーザーが外部端子を使って設定できる。設定可能な選択肢は、DC利得は4段階(2ビット)、AC利得は8段階(3ビット)、リニアリティー(線形性)は2段階(1ビット)の合計64通りである。最大利得は+14.8dB(5GHzにおける値)になる。

 +3.3V単一電源で動作する。4つの動作モードを備えているため、インターフェースの動作状態に応じて適切なモードを選ぶことで消費電力を抑えられるという。パッケージは、実装面積が3.5mm×9mmの42端子QFN。価格は明らかにしていない。