米アップルは2018年10月30日、米国ニューヨークで開いた「Apple Special Event」において、iPad Pro、MacBook Air、Mac miniの新製品を発表した。日本でも世界各国と同じく11月7日に発売する。
新iPad Proは11インチと12.9インチの2モデル。USB Type-C(USB-C)を採用し、Apple Pencilやキーボードが新しくなった。MacBook AirとMac miniもデザインを刷新し、最新のCPUやインターフェースを搭載した。
新iPad ProはUSB-Cや新ペンシルを採用
発表イベントには、CEOのティム・クック氏が登壇(写真1)。iPadに関する数字として、これまでに4億台のiPadを販売しており、2017年にはどのメーカーのノートPCをも上回る数のiPadを販売したと強調した(写真2)。
iPad Proの新製品として、11インチと12.9インチの2モデルを発表した(写真3)。初代iPadから搭載してきたホームボタンを廃止し、ベゼル幅が上下左右で均等のデザインを採用した。
画面には「Liquid Retina」液晶ディスプレーを搭載。11インチは従来の10.5インチモデルに近いきょう体に、より大きな画面を搭載(写真4)。12.9インチは画面サイズがそのままで、きょう体サイズを小さくした。
指紋認証の「Touch ID」の代わりに、新たに顔認証の「Face ID」に対応した。ベゼル部分に「TrueDepthカメラ」を搭載しており、本体の向きが縦の場合と横の場合の両方でFace IDを利用できるという(写真5)。
プロセッサーとして新たに「A12X Bionic」を搭載した(写真6)。CPUのシングルコア性能は35%、マルチコア性能は90%、グラフィックス性能は2倍高速化したほか、機械学習を支援するニューラルエンジンも利用できる。