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 韓国Samsung Electronics(サムスン電子)は、スマートフォン向けSoCのハイエンド製品として「Exynos 9 Series 9820(以下、Exynos 9820)」を発表した(ニュースリリース)。今年(2018年)1月に発表した「Exynos 9810」(関連記事)の上位・後継製品に当たる。

合計8個のCPUコアを集積。Samsungのイメージ
合計8個のCPUコアを集積。Samsungのイメージ
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 集積するCPUコア数は8個と多い。このうち、同社の第4世代カスタムコアが2個。「Arm Coretx-A75」が2個。「Arm Cortex-A55」が4個である。第4世代カスタムコアはExynos 9810に集積の第3世代カスタムコアに比べて、シングルコア性能が20%高く、40%省電力化したという。また、マルチコア性能でも概ね15%改善されているとされる。

 GPUコアはExynos 9810の「Arm Mali-G72」に替えて「Arm Mali-G76」が搭載され、約40%の性能向上、あるいは35%の省電力化が実現されたという。さらに、Exynos 9820には新たにAI推論処理のアクセラレーターとして「NPU(Neural Processing Unit)」を集積し、ARやVRにおいてカメラ映像を基にした周囲物体の認識などで効果があるとしている。

 マルチメディア処理性向けに、HVEC(H.265)やH.264、VP9に対応のコーデックを集積しており、4K UHDで150フレーム/秒のエンコード/デコードや、10ビットのカラレンダリングをサポートする。モデムはLTE-Advanced Proに対応し、8キャリアアグリゲーションで最大2.0Gビット/秒のダウンロードと最大316Mビット/秒のアップロードが可能である。4×4のMIMOや256値QAM変調、eLAA(enhanced Licensed-Assisted Access)などにも対応している。

 Exynos 9820は同社の8nm LPP FinFETプロセスで製造する。2018年末に量産を開始する予定である。価格などは未公表。