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 米Qualcom Technologies(クアルコム)は、プライベートイベント「Snapdragon Technology Summit 2018」(12月4日~6日に米国ハワイ州で開催)において、モバイルWindows PC向けMPU(マイクロプロセッサー)の「Qualcomm Snapdragon 8cx Compute Platform」(以下、Snapdragon 8cx)を発表した(ニュースリリース)。同社によれば、Snapdragon 8cxは7nmプロセスで製造される初めてのモバイルPC向けMPUになるという。

新製品のイメージ。Qualcommのイメージ
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 同社は今回のSnapdragon Technology Summitにおいて、同じく7nmプロセスで製造する商用5G端末向けプロセッサーICとして「Qualcomm Snapdragon 855」を発表している(関連記事)。Snapdragon 855のCPUコアは「Kryo 485」(最大2.84GHz動作)だが、Snapdragon 8cxのCPUコアは「Kryo 495」で同じではない。Kryo 495の最大動作周波数は発表されていないが、同社にとって最速のCPUコアだという。GPUコアも少し異なるようで、Snapdragon 855はAdreno 640だが、Snapdragon 8cxはAdreno 680である。Kryo 495と同様に、Adreno 680も「同社の設計したGPUコアの中で最もパワフル」という。一方でAI処理などに使うDSPコアはSnapdragon 855が「Hexagon 690」なのに対して、Snapdragon 8cxは「Hexagon 685」であり、前者の方が性能が高いと推察される。

 Qualcom Technologiesは、高性能CPUコアとGPUコアの集積、およびメモリバス幅を従来の64ビットから128ビットに拡張したことで、Snapdragon 8cxの処理能力を大幅に向上させたと説明する。Snapdragon 8cxにはAndroidスマートフォン向けのSnapdragon同様に急速充電機能の「QuickCharge 4+」やHi-Fiオーディオ機能の「aptX HD」なども備える。また、Category 20(ダウンリンク最大2Gビット/秒)のLTEモデム「Snapdragon X24」を集積する。

 Snapdragon 8cxは現在サンプル出荷中で、これを搭載したPCは2019年第3四半期に市場投入予定という。

■変更履歴
この記事の掲載当初、QualcommのCPUコア名に誤りがありました。「Kyro」は誤りで、正しくは「Kryo」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。