島根県は2018年12月13日、国産プログラミング言語「Ruby」で開発した独創的なIT製品やサービスを表彰するイベント「Ruby biz Grand prix 2018」を東京都内で開催した。同イベントは2015年から毎年開催され、今回で4回目となる。

「Ruby biz Grand prix 2018」の受賞者や主催者などの関係者
「Ruby biz Grand prix 2018」の受賞者や主催者などの関係者
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 国内外からノミネートされた事例は40件。これは過去最多のノミネート数だという。この中からグランプリである大賞のほか、特別賞、Device Technology賞、Pricing Innovation賞を選び、表彰式を行った。

 大賞を受賞した事例は2つ。1つは、コークッキングが開発したフードロス削減サービス「TABETE」、もう1つはスタディプラスが開発した学習支援サービス「Studyplus」だ。

 TABETEは、突然の予約キャンセルなどで余ってしまった食事の提供先を探せるサービスである。コークッキングの榊原徹哉リードエンジニアは「開発時に手本となる類似サービスがなく、手探りで開発を進めなければならなかった。方針が短い期間で変わることもあったため、Rubyの迅速な開発力と対応力が有効だった」と話す。

コークッキングの榊原徹哉リードエンジニア(右)
コークッキングの榊原徹哉リードエンジニア(右)
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 Studyplusは、勉強したページ数を記録して可視化できるサービスだ。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の機能を備え、勉強仲間同士が切磋琢磨(せっさたくま)しやすい環境を作れる。スタディプラスの島田喜裕最高技術責任者(CTO)はRubyの魅力を「活発なコミュニティーと、よく使われるライブラリーが整備されていること」と語る。

スタディプラスの島田喜裕最高技術責任者(CTO、右)
スタディプラスの島田喜裕最高技術責任者(CTO、右)
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 このほか特別賞は、オクトが開発した建設・建築現場で使える施工管理アプリ「&ANDPAD」、グロービスが開発したWeb学習サービス「グロービス学び放題」、スーパーシップが開発した広告配信プラットフォーム「ScaleOut Ad Platform」の3事例が受賞した。

 Device Technology賞は、SCSK九州とユカイ工学の2つの事例が受賞した。Pricing Innovation賞には、コラビットとバンク、リブセンスの3つの事例が選ばれた。