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 中国Huawei Technologies(ファーウェイ)は2019年1月24日、5G対応のマルチモードチップセット「Balong 5000」を発表した(Huaweiのニュースリリース1)。このチップセット搭載の5G CPE(Customer Premises Equipment、宅内通信機器)製品「Huawei 5G CPE Pro」も同時に発表されている。

 Balong 5000は2G、3G、4G、5Gをサポートするマルチモード対応チップである。モード切り替え時の遅延時間や電力消費量を削減し、5G商用化促進を支援する。5G NRのSA(Standalone)とNSA(Non-Standalone)の両方をサポートするほか、V2X(Vehicle to Everything)にも対応し、コネクテッドカー向けにも高信頼性・低遅延通信を実現する。5Gでのピークダウンロード速度は、6GHz未満の周波数帯で最大4.6Gビット/秒、ミリ波帯で同6.5Gビット/秒となっている。

出所:Huawei
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 また、同時に発表されたBalong 5000搭載の4G、5G向けCPEであるHuawei 5G CPE Proは、5Gネットワーク上で1Gバイトの高解像度動画を3秒以内にダウンロードでき、8K動画を遅延なくストリーミング再生可能となっている。最新のWi-Fi 6 規格を採用し、最大4.8Gビット/秒、実在のネットワーク試験でも3.2Gビット/秒の通信速度を実現。家庭のほか、中小企業などでの超高速ブロードバンドアクセスにも利用可能だとしている。

出所:Huawei
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 なお、2019年2月25~28日、バルセロナで開催予定の「MWC19 Barcelona」では、Balong 5000搭載の同社製スマートフォンを出展する予定。

 Huaweiは同日、5G基地局向けコアチップ「Huawei TIANGANG」や各種AI技術についても発表している( Huaweiのニュースリリース2)。

出所:Huawei
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 Huawei TIANGANGは、アクティブパワーアンプとパッシブアンテナアレイを小型アンテナに統合し、最新のビームフォーミング技術を駆使して1チップで64チャンネル、帯域幅200MHzをサポートする。内蔵アクティブアンテナユニットの改善により、5G基地局を従来の50%小型化し、重量を23%、電力消費量も21%削減するものになっているという。

 このほか、AI利用のデータセンタースイッチも発表した。Ethernetでのパケットロスをなくし、遅延を10ms以下に抑え、2基のCPUを搭載した2WAYサーバー25台分のコンピューティング容量を実現しながら消費電力を8W以下に抑えたとする。