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 米Littelfuse(リテルヒューズ)社は、車載用ディスクリート半導体の品質規格である「AEC-Q101」に準拠した+650V耐圧のSiC(炭化ケイ素)ショットキー・バリアー・ダイオード「LSIC2SD065CxxA/LSIC2SD065AxxAシリーズ」を発売した(ニュースリリース)。これまで同社は、第1世代(Gen1)品として+1200V耐圧品を市場に投入していたが、今回の製品は2世代(Gen2)品となる。特徴は大きく4つあるという。1つは、逆回復電流を無視できるほど小さく抑えられること。2つめは、サージ電圧/電流に対する耐性を高めたこと。3つめは、最大+175℃の接合部温度での動作が可能なこと。4つめは、電源回路に用いた場合、スイッチング損失を削減できるため変換効率を高められることである。

載用ディスクリート半導体の品質規格である「AEC-Q101」に準拠した+650V耐圧のSiCショットキー・バリアー・ダイオード
載用ディスクリート半導体の品質規格である「AEC-Q101」に準拠した+650V耐圧のSiCショットキー・バリアー・ダイオード
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 LSIC2SD065CxxAシリーズとLSIC2SD065AxxAシリーズの違いは、パッケージにある。LSIC2SD065CxxAシリーズのパッケージは、2端子TO-252。LSIC2SD065AxxAシリーズは2端子TO-220である。どちらのシリーズも定格電流(+135℃時)が異なる製品を複数用意している。具体的には6A品、8A品、12A品、16A品、20A品である。順方向電圧降下は全製品が1.5V(標準値)である。例えば、2端子TO-252封止の20A品である「LSIC2SD065C20A」の特性は以下の通りである。逆方向電流は50μA(最大値)。全端子間容量は960pF(標準値)。全容量性電荷量は63nC(標準値)である。

 全製品いずれも、具体的な用途として、力率改善(PFC)回路やDC-DCコンバーターの昇圧ダイオード、スイッチング電源、無停電電源装置(UPS)、太陽光発電用インバーター、電気自動車(EV)の充電器、産業用モーターの駆動装置などを挙げている。

 両シリーズともすでに量産を始めている。価格は明らかにしていない。