PR

 シマンテックは2019年3月27日、世界16カ国のユーザーに対して実施したサイバー犯罪の発生状況や対策に関する調査を発表した。特に目立ったのは、プライバシー情報の保護対策を実施している日本のユーザーが少ないこと。何も実施していないと答えたユーザーが34%と3人に1人に達しているという。

 今回の調査結果によると、調査した16カ国で過去1年間にサイバー犯罪の被害に遭ったユーザーは合計8億6720万人となり、37%が被害を経験している。中でも被害者の数が突出しているのは中国で、5億2580万人に達する。被害に遭った場合、3人に1人が復旧まで1週間以上かかっており、5人に2人が金銭的損失を受けている。日本は18%に当たる1960万人が被害に遭っており、これは16カ国中5番目に多い人数となる。

過去1年間でサイバー犯罪の被害に遭った人は8億6720万人に達する
過去1年間でサイバー犯罪の被害に遭った人は8億6720万人に達する
[画像のクリックで拡大表示]

 個人のプライバシー対策について尋ねたところ、オンライン上の情報保護について危機感を持っている日本のユーザーは82%に達し、グローバルの76%よりも高い危機意識を持っていることが分かった。その一方で、個人情報の保護対策を何も実施していないユーザーが日本では34%と、グローバルの14%と比べて多かった。意識が高いのに対し、実際の対策については遅れているという結果となった。

個人情報の保護対策を何も実施していない人が日本では34%に達する
個人情報の保護対策を何も実施していない人が日本では34%に達する
[画像のクリックで拡大表示]

 今回の調査は2018年10月9~30日に、世界16カ国に住む18歳以上の男女(比率は50:50)に対してオンラインで実施した。1カ国当たり1000人以上、合計で1万6267人の回答を集計した。結果を説明したシマンテックの古谷尋ノートン事業統括本部マーケティング部部長は身を守るポイントとして、「疑わしい電子メールは開けない」「パスワードを管理する」「プライバシー設定とセキュリティー設定を確認する」「フリーWi-FiではVPNを利用する」「セキュリティーソフトの利用を検討する」の5点を挙げた。

シマンテックの古谷尋ノートン事業統括本部マーケティング部部長
シマンテックの古谷尋ノートン事業統括本部マーケティング部部長
[画像のクリックで拡大表示]