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 携帯電話大手3社は2019年3月29日から31日にかけて、2018年度のパケット接続料を公表した。パケット接続料とは、格安スマホに代表されるMVNO(仮想移動体通信事業者)がデータ通信サービスを提供するために携帯電話大手に支払っている料金で、いわば「仕入れ値」に相当する。2018年度の低減率は、前年度比5~22%減の水準となった。

 大手MVNOが採用するレイヤー2接続を例に挙げると、接続帯域10Mビット/秒当たりの月額料金は以下の通り。NTTドコモは前年度比5.0%減の52万4493円、KDDI(au)は同20.2%減の61万969円、ソフトバンクは同21.6%減の60万6281円である。最大手のNTTドコモは2015~2017年度の過去3年間で15%前後の低減率が続いていたが、2018年度は5%減の水準にとどまった。

 大手3社の接続料を比べると、NTTドコモが最安な状況に変わりない。だが、大手3社間の接続料格差は大幅に縮まった。2017年度のKDDIとソフトバンクの接続料はNTTドコモ比で1.4倍前後の水準だったが、今回で1.2倍弱となった。2017年度まではソフトバンクが最も高かったが、初めてKDDIより安くなった。