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 NTTデータが2019年5月9日に発表した2019年3月期連結決算(国際会計基準)は、売上高が前期比6.1%増の2兆1636億円、営業利益が同20.0%増の1447億円と、増収増益だった。売上高、営業利益ともに過去最高。本間洋社長は「通期の業績予想を達成したことに加え、過去最高値を記録でき、非常に良い形で前中計の最終年度を終えられた」と振り返った。同日に新たな中期経営計画も発表し、2022年3月期に売上高2兆5000億円を目指すとした。

NTTデータの本間洋社長
NTTデータの本間洋社長
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 2019年3月期は国内事業のうち、最も規模が拡大したのが法人・ソリューション事業部門。売上高は前期比10.8%増の5298億円、営業利益は同19.7%増の485億円と、増収増益だった。M&A(合併・買収)に加え、製造業や流通業向け案件の規模拡大が寄与した。

 海外事業はEMEA(欧州、中東、アフリカ)・中南米部門が好調で、スペインやイタリアを中心とした欧州で案件の受注が増え、売上高は前期比13.6%増の4401億円、営業利益は同62.4%増の79億円だった。低調が続く北米事業は売上高が同1.4%減の4219億円と減収だったものの、コスト削減などにより営業利益は35億円と黒字化した。3月にはカナダでヘルスケア関連の総額4億カナダドル(約325億円)の大型案件を受注したといい、「2019年1~3月期は好調に推移した」という。

 2020年3月期の連結業績予想は売上高が前期比3.5%増の2兆2400億円、営業利益が同0.2%増の1480億円。海外子会社の事業構造改革など投資コストが増えるものの、前期並みの利益を確保する計画だ。

 同日、2020年3月期を初年度とする新しい中期経営計画も発表した。2022年3月期に売上高2兆5000億円、売上高営業利益率8%を目指す。「売上高2兆5000億円はM&Aを含まず、オーガニックな成長で実現する」(本間社長)といい、現状国内外含め70社ある年間売上高50億円以上の顧客企業を80社以上に増やすほか、NTTグループでの連携を強化しグローバル市場での受注増などによって実現する考えだ。