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 無線/有線通信用半導体メーカーの米マーベル(Marvell Semiconductor)/バミューダ諸島Marvell Technology Groupは、シリコンファウンドリーの米GLOBALFOUNDRIESの子会社である米Avera Semiconductorを買収する(MarvellニュースリリースGLOBALFOUNDRIESニュースリリース)。AveraはASIC事業を手掛けており、MarvellはAveraの買収によってIPコアや開発基盤を取得して、第5世代移動通信システム(5G)基地局向けなどの無線/有線通信用半導体事業の強化を図る。

 もともとAveraは米アイ・ビー・エム(IBM)のMicroelectronics部門でIC設計を行っていた。同部門をGLOBALFOUNDRIESが2015年に買収し(関連記事1)、GLOBALFOUNDRIESの中ではASIC設計サービスを担当するようになった。2018年8月にGLOBALFOUNDRIESが7nm FinFETプロセス開発の無期限延期を決めた際に(関連記事2)、そのASIC設計サービスを完全子会社のAvera Semiconductorとして分離独立させた。

 MarvellはAveraを6億5000万米ドル(約712億円)+9000万米ドル(約98億円)のオプション(向こう15カ月間のビジネス状況が所定の条件を満たした場合に支払い)で買収する。支払いは現金で、2020年末までに支払いを完了の予定とされる。

 Marvellの社長兼最高経営責任者(CEO)のMatt Murphy氏は「この買収によって、製品展ポートフォリオを標準品からセミカスタム、ASICまで広げることが可能になる」という。一方GLOBALFOUNDRIESのCEOのTom Caulfield氏は「GLOBALFOUNDRIESの製品/サービス群を利用して、Marvellが5Gのインフラストラクチャー市場などにおける事業を盛んにできることを喜ばしく思う」と述べている。