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 コマツは2019年5月28日、NTTドコモらと協業し、既存のショベルカーなどの建機をICT化する「スマートコンストラクション・レトロフィットキット」を販売すると発表した。誤差数センチという正確な位置情報を基にして、古い建機でも3Dマップを参照しながら工事できる。加えて、どこを掘ったかといった施工実績のデータの自動取得や、複数の建機による3Dマップのデータ共有などが可能になるという。

左からコマツの小川啓之社長、NTTドコモの吉沢和弘社長、ライトハウステクノロジー・アンド・コンサルティングの前田裕昭社長
左からコマツの小川啓之社長、NTTドコモの吉沢和弘社長、ライトハウステクノロジー・アンド・コンサルティングの前田裕昭社長
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 会見に登壇したコマツの小川啓之社長は「建機を高度化・ICT化することで労働力不足という社会課題を解決する」と意気込んだ。2019年10月から試験を始め、20年4月から販売を開始する。料金は非公表だが、サブスクリプションモデルなど複数の販売方法を想定しており、初年度で1万台への導入を目標に掲げる。

 建機はGNSS(衛星測位システム)や全国に1300ある「電子基準点」と呼ばれるアンテナ、ドコモが必要に応じて今後設置する固定局から得られる位置情報を受け取ることで、現在の位置を正しく把握できるようにしている。ドコモはデータの提供に当たり、位置情報処理に強みを持つライトハウステクノロジー・アンド・コンサルティングの協力を得た。「2019年3月からの実証実験では2センチほどの誤差しかなかった」(NTTドコモの谷直樹IoTビジネス部長)という。