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 同エアバッグが展開するのは、フロントピラーとリアピラーの間のドア部分。これにより、車両側面の衝撃吸収スペースを拡大して乗員を守る。開発で最大の課題となったのは、側突が発生する前に、確実に衝突が不可避であることを判断した上で外部サイドエアバッグを展開させることだったという。

 開発品では、カメラ、レーダー、LIDAR(レーザーレーダー)といった車載センサーと同エアバッグをネットワーク化。さらに、側突が不可避か、また同エアバッグの展開が可能かつ有効かを判断するアルゴリズムを開発。それにより、ごく限られた時間に素早くかつ正確に同エアバッグを展開すべきかを判断できるようにした。具体的には、システムが側突が不可避で同エアバッグの展開が可能かつ有効と判断した場合、システムは同エアバッグのインフレーターを点火してエアバッグを膨張させる。

 側突は自動車事故の中でも最も危険な事故の1つ。同社によると、ドイツでは年間の乗員死亡者数の約1/3に当たるおおよそ700人が側突によって死亡している。