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 三菱UFJ銀行と三井住友銀行子会社のSMBCバリュークリエーション、デンマークの銀行最大手であるダンスケ銀行の3社は2019年6月7日、定型業務を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)関連のイベントで講演した。金融を含む幅広い業界で導入が進むRPAについて、利用部門の期待値をうまくコントロールすることがプロジェクトを円滑に進める鍵になるという指摘が出た。

 講演があったイベントは、RPAの情報サイトを運営するセグメントが2019年6月7日に開催した「RPA DIGITAL WORLD TOKYO 2019」。

 RPA導入の勘所について、SMBCバリュークリエーションの山本慶社長は「(利用部門の)期待値のコントロールに失敗すると、導入のハードルが上がる」としたうえで「簡単なアシスト業務から始め、現場の担当者に理解してもらうことが重要だ」と話した。

 ダンスケ銀行でロボティクス部門長を務めるアンダース・バーク・モラー氏は「従来のITプロジェクトとは違うものにしたかった」と語った。RPA関連のプロジェクトの企画から実行までの期間を短縮するためだ。そのために「アジャイルに現場が意思決定できる仕組みを作った」(モラー氏)。

 三菱UFJ銀行の西田良映デジタル企画部デジタルバンキング企画室上席調査役は既存の業務を分析し、課題などを明確にする「ビジネスアナリスト」の重要性を強調した。西田氏は「今後は(RPAを含めて)色々な波が押し寄せる。最も重要なのはビジネスや業務がどうなっているのか客観的に分析することだ」と語り、若手を中心にビジネスアナリストの育成を進めていることを明かした。

左から三菱UFJ銀行の西田良映氏、SMBCバリュークリエーションの山本慶氏、ダンスケ銀行のアンダース・バーク・モラー氏
左から三菱UFJ銀行の西田良映氏、SMBCバリュークリエーションの山本慶氏、ダンスケ銀行のアンダース・バーク・モラー氏
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