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 メルカリは2019年6月13日、シェアサイクルサービス「メルチャリ」の事業から撤退すると発表した。メルチャリ事業を運営する完全子会社ソウゾウから同事業を新会社へ分割。新会社の株式をクラウド事業などを手掛けるクララオンラインに売却し同社の子会社とする。ソウゾウは解散・清算する。メルカリは2018年2月の参入から1年余りでシェアサイクル事業を「乗り捨て」することになった。

メルチャリの自転車
メルチャリの自転車
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 ソウゾウが運営するメルチャリ関連の事業を分割し、新設するneuetに承継。そのうえで、neuetがクララオンラインを引受先とする第三者割当増資を実施する。neuetはクララオンラインの子会社となり、メルカリの連結対象から外れる。

 メルカリによれば「メルチャリの事業はうまくいっており、毎月成長している」(広報)。ただ、同社は現在、国内のフリマ事業と米国のフリマ事業、決済サービス「メルペイ」の3事業を重点的な注力分野に位置づけており、「経営資源を最適に配分するため、総合的に判断して」(同)撤退を決めた。メルカリはメルチャリの利用者数や利用件数などを公開していない。受け皿となる新会社neuetの設立は7月の予定。

 メルチャリ事業を運営するソウゾウはこれまで、ブランド品に特化したフリマアプリの「メルカリ メゾンズ」やスキル売買の「teacha」、不用品などの即時買い取りサービス「メルカリNOW」も運営していた。いずれも2018年12月までに一部機能をメルカリに移して終了しており、運営事業はメルチャリのみだった。ソウゾウの2018年6月期の業績は売上高が4億5200万円、営業損失が16億8500万円。

 メルカリは一連の事業再編に伴い、2019年6月期に4億7000万円の特別損失を計上する。2019年6月期の連結業績への影響はないとしている。