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 「日経ものづくり」がWebでのアンケート調査で構成する記事「数字で見る現場」の2019年4月号では、「開発設計マネジメントの課題」をテーマに調査を実施した。企業の業績やQCD(品質・コスト・スケジュール)の状況と、開発設計に関するマネジメント(以下、開発設計マネジメント)の水準を見ていく調査である。筆者らPwCコンサルティングのメンバーは、この調査に対して設問検討とアンケート回答の分析などで支援した。

 筆者らは、長年にわたり製造業各社の開発設計マネジメントの改革を支援してきた。その中で、マネジメント水準が高い企業はQCD(品質・コスト・スケジュール)について高い水準を達成しており、QCD水準が高い企業は業績も良い傾向にあると感じていた。今回の調査結果から、それらの間に相関があると示すデータを得られた。併せて、QCDそれぞれの水準を高めるには、どのマネジメント項目を強化する必要があるのかも明らかになった。

 得られた知見を2回にわたって紹介する。今回(前編)はその分析結果の概要を説明する。後編では、QCDそれぞれの水準を高めるために、具体的にどのようなマネジメント課題の解決に取り組む必要があるかについて提言したい。

結論:「開発設計マネジメントの水準を上げるとQCDの水準が上がり、業績を押し上げる」