PR

 ソフトバンクグループは2019年7月26日、10兆円規模の2号ファンドを設立すると発表した。国内の3メガバンクなどの金融機関のほか、米アップル(Apple)や米マイクロソフト(Microsoft)といったIT企業も資金を出す。2号ファンドもAI(人工知能)分野の未公開企業を中心に投資する。ソフトバンクGは投資会社としての色彩をより一層強めることになる。

 ソフトバンクGが2019年7月25日に開いた取締役会で「ソフトバンク・ビジョン・ファンド2(SVF2)」の設立を決めた。現状で投資家からの出資予定額は約1080億ドル(11兆7000億円)。このうちソフトバンクGが380億ドル(4兆1000億円)を拠出する予定だ。

 金融機関では、みずほ銀行などの国内の3メガバンクや第一生命保険、英スタンダードチャータード銀行、台湾の大手投資家などが出資する。事業会社では、アップルやマイクロソフト、フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology Group)が資金を出す。現在、サウジアラビアの政府系ファンドなどとは出資に向けた協議を続けており、出資予定額はさらに膨らみそうだ。

 同規模の1号ファンドは、米シェアオフィス大手の「ウィーワーク(WeWork)」の運営会社など約80社に出資した。2号ファンドの設立で運用規模は合計20兆円規模に膨らむ。米司法省がソフトバンクG傘下で米携帯通信のスプリントと同業のTモバイルUSとの合併を承認する方向との一部報道もあり、ソフトバンクGはファンド事業にさらに経営資源を振り向けることになりそうだ。