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 NTTドコモが2019年7月26日に発表した2019年4~6月期連結決算は、営業収益(売上高に相当)が1兆1593億円(前年同期比1.5%減)、営業利益が2787億円(同10.1%減)、純利益が1923億円(同11.9%減)の減収減益だった。端末販売の落ち込みと「docomo with」などの割引施策の影響で売上高が減少したほか、ネットワーク関連費用など営業費用が増加したことが影響した。

2019年4~6月期の決算を発表するNTTドコモの吉沢和弘社長
2019年4~6月期の決算を発表するNTTドコモの吉沢和弘社長
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 2019年6月1日に開始した新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」の申込件数は2019年7月23日時点で375万件だった。吉沢和弘社長は「新料金プランは2020年3月期末までに1700万件の契約を目指している。375万は予想よりわずかに少ないが、おおむね順調だと考えている」と話した。新料金プランの契約者のうち、ギガホを選択した人の比率は3割弱で「ほぼ想定通り」(吉沢社長)とした。

 2014年に料金プランの「カケホーダイ&パケあえる」を導入した際より契約数の伸びが鈍かった点について、吉沢社長は料金プランの特性が契約の伸びに影響しているとの認識を示した。「カケホーダイは通話定額制を採用したため、法人顧客が初月からどっと入った。今回は顧客の契約に月々サポートが残っている場合、終わってから切り替えようと考える人がいる」(同)。

 2019年4~6月の設備投資は979億円で前年同期から21.7%減った。大幅減の理由について、吉沢社長は「大阪市などで20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)が開催された影響で工事ができない時期があると分かっていたため、2019年4~6月は工事を減らした」と説明した。NTTドコモはラグビーワールドカップに合わせて2019年9月20日から第5世代移動通信システム(5G)のプレサービスを実施するとしており、これを含めて2020年3月期に5G関連で500億円の設備投資を予定している。

 光ブロードバンドサービス「ドコモ光」の2019年6月末における契約数は前年同月比18%増の599万件で、2019年7月8日に600万件を突破した。「増加数は少しずつ落ちているが、最近は携帯とのセット割引に注目いただき、転用ではなく新規の利用が増えている」(同)。

 2019年7月からはNTT東西のFTTH回線を使う、いわゆる「光コラボレーションモデル」の事業者間で、他社から契約を転用済みの回線を再び別事業者に転用する「再転用(事業者変更)」が可能になった。これを踏まえて吉沢社長は「当社も再転用に力を入れてドコモ光の契約数増加を図っていきたい」とした。