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 日立製作所は2019年7月29日、2019年4~6月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。純利益は前年同期比14%増の1203億円と、第1四半期として過去最高を更新した。市況悪化を受けて日立金属や日立化成といった上場子会社の業績が低迷したが、ITセグメントなどが好調だった。

日立製作所の西山光秋執行役専務CFO(最高財務責任者)
日立製作所の西山光秋執行役専務CFO(最高財務責任者)
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 売上高に当たる売上収益は前年同期比6%減の2兆325億円、調整後営業利益は同16%減の1243億円だった。通期の業績見通しは、売上収益が前期比5%減の9兆円、営業利益が同1%増の7650億円で据え置いた。

 ITセグメントの2019年4~6月期の実績は、売上収益が前年同期比3%増の4628億円、営業利益が同15%増の402億円と増収増益を確保した。システム構築事業のほか、国内向けのストレージやPCサーバーの販売が好調だったという。

 日立の西山光秋執行役専務CFO(最高財務責任者)は「金融は大規模案件がほぼ完了したが、FinTechやAI(人工知能)関連の需要は強い」と語った。日立が力を入れるIoT(インターネット・オブ・シングズ)関連のLumada事業については、複数の顧客に横展開しやすく、利益率が高い「Lumadaコア」と呼ぶ事業の売上収益が3割以上伸びた。