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 TOYO TIREは、セルビアにタイヤの生産子会社を設立し、同国インジア市内に工場を建設する(ニュースリリース)。TOYO TIREグループでは8カ所目の生産拠点となる。2020年5月に着工し、2022年1月から稼働。2023年夏には年産で約500万本(乗用車用タイヤ換算)の生産体制を整える。

 同社はまず2019年9月、ベオグラード市に100%出資の子会社を設立。新会社では、乗用車やライトトラック向けのラジアルタイヤを製造・販売する。資本金は約200億円(1億6000万ユーロ)で、TOYO TIREが100%を出資する。その後に建設される新工場の敷地面積は約60万m2、従業員数は約500人。投資額は約488億円(3億9050万ユーロ)としている。

 新工場には製造実行システム(Manufacturing Execution System:MES)を導入し、最新鋭のスマート工場を目指す。高品質と低コストを両立できるものづくりに挑戦し、高品位なタイヤを欧州市場内外に供給していくという。

 TOYO TIREは従来、ロシアを含む欧州に向けて、国内工場やマレーシア工場からタイヤを輸出していた。今回、これらに代わって欧州市場に供給する拠点をセルビアに設置。製品出荷時の関税や物流コストを抑えるとともに、グローバルにおけるタイヤの生産・供給体制の増強と最適化を図る。

 同社によると、セルビアは賃金水準が比較的低い他、近年の経済改革や財政健全化が進み、外資企業の相次ぐ投資により自動車産業が集積しつつあるという。日本との関係強化も図られており、欧州でも「ひときわ魅力あるビジネス環境」と同社はみている。