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 NECは2019年7月31日、2019年4~6月期連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高は前年同期比6.7%増の6538億円、営業損益は前年同期の107億円の赤字から54億円の黒字に改善した。4~6月期で営業黒字となるのは2008年以来11年ぶり。NECの森田隆之CFO(最高財務責任者)は、「マイナンバー関連や楽天モバイル向けのネットワーク設備が順調だった」と説明した。

NECの森田隆之CFO(最高財務責任者)
NECの森田隆之CFO(最高財務責任者)
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 セグメントごとに見ると、売上高はパブリックこそ前年同期比2.9%の微減だったが、エンタープライズが同19.8%増、ネットワークサービスが同11.6%増、システムプラットフォームが同14.0%増と、多くのセグメントで10%を超える増収を記録した。営業損益もほとんどの部門で増加した。ただし、2019年度下期の景気動向は慎重に見ているとし、通期の業績予想は据え置いた。

 同日、日本アビオニクスに対して実施されているTOB(株式公開買い付け)について、同社株式を保有するNECも応募することを明らかにした。森田CFOは「特機(防衛製品)ビジネスがもうからないからではない。別の資本が入ったほうが、より日本アビオニクスの強みを生かせるためだ」と説明した。