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 米ブロードコムは2019年8月8日(現地時間)、米シマンテックの法人向け事業を買収することで合意したと明らかにした(発表資料)。買収金額は107億米ドル(1米ドル106円換算で約1兆1340億円)である。今回の買収は、かねてから噂されていた。それが現実になったかたちである。

ブロードコムの発表資料をキャプチャーしたもの
ブロードコムの発表資料をキャプチャーしたもの
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 ブロードコムは半導体メーカーだが、2018年には米CAテクノロジーズの買収を発表するなど、ソフトウエア分野にも力を入れている。実際、プレスリリースなどでブロードコムは、自らを半導体と「インフラストラクチャ―・ソフトウエア・ソリューション」を手掛ける企業と位置付けている。

 ブロードコムは半導体製品の中でも通信やネットワーク関係に強みを持つ。産業機器などB to B分野でIoT化に進むにつれて、こうした半導体製品に加えて、セキュリティー分野を強化する狙いがあるようだ。シマンテックの法人向け事業(エンタープライズセキュリティビジネス)には、エンドポイントセキュリティーやWebセキュリティサービス、クラウドセキュリティー、データ損失の防止に向けた製品群を持つという。これら幅広い製品群を獲得するとともに、ブロードコムは「シマンテック」ブランドも取得する。

 なお、シマンテックは今後、「ノートン」ブランドなどの消費者向け製品を手掛けていく。