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 2035年に世界の電気自動車(EV)市場は2202万台となり、2018年比で16.9倍に達する――。調査会社の富士経済は2019年8月20日、このような市場予測を発表した(図1)。特に成長が期待できるのは中国市場だ。2035年には世界全体の約5割、1056万台の市場規模になると富士経済は分析する。

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図1 富士経済は世界のEV市場が2035年に2200万台規模になると予測
図1 富士経済は世界のEV市場が2035年に2200万台規模になると予測
(出所:富士経済)
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 2035年には、EVの2202万台に加え、ハイブリッド車(HEV)は2018年比で3.4倍の785万台、プラグインハイブリッド車(PHEV)は同17.8倍の1103万台となる見込み。最大市場の中国がHEVの優遇措置を決めたことなどで、HEVの販売台数が上振れする可能性は残る。

現状はHEVが先行

 2018年のEV世界市場は前年比約7割増と拡大し、130万台となったようだ。各国政府による環境規制や、購入時のインセンティブ政策に加え、「航続可能距離で400kmを超える普及モデルの登場」(富士経済)が理由として考えられるという。

 ただ、2018年の時点では、EVよりもHEVが先行して普及し、世界市場は年間233万台と、EVの約1.8倍売れている。同時に、PHEV市場も中国を中心に拡大中だという。