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手術の教育コンテンツ配信とシステム販売に注力

 OPExPARKは今後、(1)医師向けの手術の教育コンテンツを配信する事業と、(2)OPeLiNKシステムを販売する事業を手掛ける。(1)ではまず、OPeLiNKを利用した治療室で既に10例以上の脳神経外科手術を手掛けた信州大学のデータを基に、コンテンツを作成する考え。「術者の力量や経験値が手術の内容に影響するが、医師が学べる場は少ない。コンテンツは、手術の質の向上につながり、病院のブランディングにも寄与できる」とOPExPARKの本田社長は力を込める。OPeLiNKシステムの販売に関しては、最初の導入料金とメンテナンス料金で売り上げを立てる方針だ。

教育コンテンツのイメージ。術者の判断が分かるような構成とする予定。
教育コンテンツのイメージ。術者の判断が分かるような構成とする予定。
(写真:日経 xTECH)
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 デンソーはOPeLiNKシステム以外に、手術時に医師の腕を支えるロボット「iArmS(アイアームス)」を開発し販売していたが、「事業としては難しいと判断」(デンソー永井氏)し、2018年11月に東朋テクノロジーに技術を譲渡した。今回の医療向け情報プラットフォーム事業のカーブアウトに伴い、デンソーで手掛けるヘルスケア事業はなくなる。将来に向けたヘルスケア分野の探索研究は続ける方針。

 Beyond Next Venturesは、主に医療やヘルスケア分野のベンチャー企業のシーズの目利きや事業化、投資を手掛けている。同社は、社内シーズのカーブアウトベンチャー支援のプログラムを立ち上げており、今回のデンソーのカーブアウトもそこから生まれた。

(右から)デンソー社会ソリューション事業推進部 部長の永井立美氏、同社メディカル事業室 室長(OPExPARKの取締役副社長)の奥田英樹氏、OPExPARK社長の本田泰教氏、Beyond Next Ventures社長の伊藤毅氏、同社取締役の植波剣吾氏
(右から)デンソー社会ソリューション事業推進部 部長の永井立美氏、同社メディカル事業室 室長(OPExPARKの取締役副社長)の奥田英樹氏、OPExPARK社長の本田泰教氏、Beyond Next Ventures社長の伊藤毅氏、同社取締役の植波剣吾氏
(写真:日経 xTECH)