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効率的な開発を支えるAI技術

 ロイバント サイエンシズは2014年4月の設立で、子会社を通じて25以上の薬の開発品を保有している。このうちいくつかは臨床試験の最終段階であるフェーズIIIで、承認申請が近いものもある。こうした効率的な開発を支えている技術の1つが、AIによるデータ分析技術「DrugOme」だ。

 2019年9月6日に都内で開催された記者会見では、ロイバント サイエンシズのコア技術であるDrugOmeに関する質問が相次いだ。DrugOmeは、医薬品を開発する上で標的となる分子や疾患、臨床試験、売り上げ、特許、論文などの情報を収集して機械学習させている。ロイバント サイエンシズは、外部の企業から医薬品のシーズの権利を獲得したり、医薬品の臨床試験の内容を決めたりする際の判断にDrugOmeを利用している。

大日本住友製薬 代表取締役社長の野村博氏
大日本住友製薬 代表取締役社長の野村博氏
(写真:日経 xTECH)

 また大日本住友製薬は他にも、ロイバント サイエンシズのIT関連の子会社であるDatavantとAlyvantの技術についても利用できるようになる。Datavantは、健康診断のデータや検査データ、保険会社が持つデータなどを匿名化した上で、連結させるプラットフォームを持つ。このデータをDrugOmeの学習に利用することもあるという。Alyvantは、ビッグデータを解析することで、医薬品の営業活動を効率化する技術を保有する。