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IoT向けの独自無線サービスを提供

 今回、独自の無線サービス「Amazon sidewalk」への取り組みを初めて公表した。「ローコストでセキュアなプロトコルでカバレッジを上げられる。これを利用してデベロッパーにIoTのサービスを開発してもらいたい」(リンプ シニアバイスプレジデント)とする。

 900MHz帯の独自の無線サービスを利用して、IoTデバイスを接続できるようにする。約500メートルの通信が可能で、見通しが良ければ1マイル(1600メートル)の通信が可能だとする。米ロサンゼルスで実験を進めており、2020年に導入する計画だ。他のユーザーが持つ無線サービスのアクセスポイントと連携し、広域をカバーできるという。

 アプリケーションとして想定するのがペットに装着する小型センサーだ。首輪につけることで、ペットがどこにいるのかを把握できるようになる。バッテリーは約1年利用できる。

独自の無線サービス「Amazon sidewalk」を利用するペット管理サービスを説明した
独自の無線サービス「Amazon sidewalk」を利用するペット管理サービスを説明した
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プライバシー問題への対処も

 リンプ シニアバイスプレジデントは発表会の冒頭、2019年に入ってから議論が活発化しているプライバシーへの対応について説明した。「機器にプライバシーを組み込んでいく」という。具体的には、「ホームモード」と呼ぶ音声を記録しないように設定できる機能や、カメラで録画する場所を容易に設定できる機能などを提供していく。

 また、「アレクサ、言ったことを消して」と言って内容を消去したり、「今なんでそれをしているの」と言って作業内容を説明したりする機能も提供する。音声については3カ月や18カ月で消去する機能も追加していく。

Alexaのプライバシーへの対応を説明するリンプ シニアバイスプレジデント
Alexaのプライバシーへの対応を説明するリンプ シニアバイスプレジデント
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 なお、スマートグラス「Echo Frames」とリング「Echo Loop」の2製品は招待制で米国のユーザーに提供する。イヤホンの「Echo Buds」、オーブンレンジなども現時点で米国限定の製品となる。

 発表会場にはジェフ・ベゾス社長も姿を現した。新たに投入した、スマートグラスやリングなどの新デバイスについて、「我々は常に挑戦して失敗している」などと述べた。

発表会場に姿を現したジェフ・ベゾス社長
発表会場に姿を現したジェフ・ベゾス社長
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