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社員の協力で約3000枚の便画像

 判別するアルゴリズムの構築には大量の画像データが欠かせないが、一般的に便の画像は得にくい。今回LIXILは、同社の複数の社員の協力を得て約3000枚の便の画像を収集した。便の画像認識については、カメラで撮影する角度を調整したり、様々な状態の便を認識させたりすることなどに苦労したという。これまでに80%以上の判定精度まで高めてきたが、2020年春ごろに高齢者施設で実証実験を行い、技術を確立する予定。

 高齢者は腸の動きが低下するため便秘になりやすく、腸閉塞につながる可能性がある。一方で、下剤を投与すると下痢が続くことがあり、脱水症状のリスクが高まる。そのため高齢者の健康管理の一環として、排便を管理する高齢者施設は多いという。今は、スタッフが直接入居者の便を確認したり、話を聞いたりして手書きで記録しているのが現状だ。「健康と同時に入居者の尊厳を大切にしたい」と考える施設もある。「便についてスタッフに聞かれるのは恥ずかしいと思う入居者もいると思う。健康管理のサポートのために何とか技術で解決できないかと考えて研究プロジェクトをスタートした」と白井氏は話していた。

LIXILの理事でLIXIL WATER TECHNOLOGY JAPAN デザイン・新技術統括部 統括部長の白井康裕氏
LIXILの理事でLIXIL WATER TECHNOLOGY JAPAN デザイン・新技術統括部 統括部長の白井康裕氏
(写真:日経 xTECH)

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