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 NTT東日本は2019年10月25日、地域文化芸術のデジタルデータを集積・発信していくことで、新しい形の地方創生を目指した取り組みを進めると発表した。第1弾として、アルステクネ・イノベーションと協力し、11月1日から体験型美術展「Digital×北斎【序章】」を開催する。

 この取り組みでは、文化資産をデジタルアーカイブ化し、最新のICT技術を使って国内外に発信していく。「絵画」「祭り」「音楽」「彫刻」「工芸」「史料」「語り」「建造物」「神社仏閣」など様々なジャンルにおいて、文化芸術のデジタル化技術を保有する企業や、有形無形の文化資産を保有する様々なパートナーと協力して取り組みを進める。

 第1弾となる体験型美術展「Digital×北斎【序章】」は、取り組みのコンセプトを表現する場として実施する。山梨県立博物館が所蔵する「葛飾北斎 冨嶽三十六景」は、傷みやすいなどの理由で公開が大きく制限されている。質感なども保持した形で、協業パートナーであるアルステクネグループが原画に忠実にデジタル化した20億画素の画像データを活用して、山梨県立博物館所蔵の認定マスターレプリカ47作品を初公開する。併せて、4Kデジタル配信絵画や裸眼VR、リアルな絵画が動くムービングアートピクチャーなどを体験型美術館として展示する。

 NTT東日本は通信ビルや高速ネットワークの「閉域網でセキュアな環境」「低遅延」「耐災害性」という特性を生かす。文化芸術のデジタルアーカイブの活用において、「文化財の権利保護」「滑らかなコンテンツ配信」「ディザスタリカバリ(文化芸術が被災した際の早期回復)」といったニーズに対応する。

 同社は2019年10月25日の記者会見で、「文化芸術を通じて地域の魅力を伝えることで地域活性化につなげたい。AR/MRや3D、プロジェクションマッピングなどの技術の進展により、デジタルアーカイブが改めて見直されている。NTT東日本は地域に拠点を構えていて、地域のお客様と共にしか発展できない会社。そうした観点で、しっかり取り組みを進めていきたい」(経営企画部営業戦略推進室の酒井大雅担当部長)と意義を説明した。

地域の文化芸術を発信
地域の文化芸術を発信
(出所:NTT東日本)
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