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 移動通信関連の業界団体であるGSMA(GSM Association)は2019年10月22日、北米の移動通信関連の動向報告レポート「The Mobile Economy, North America 2019」を、自身のニュースサイトで紹介している(GSMAのニュースリリース)。「MWC Los Angeles 2019」にて発表されたもので、レポート全文はGSMA「The Mobile Economy, North America 2019」のダウンロードサイトからダウンロード可能となっている。

 同レポートでは、2025年までに北米地域の移動通信接続のおよそ半分が5Gネットワークになると予測している。2018年から2025年までの北米通信事業者(キャリア)による5Gネットワークへの資本支出額は、トータルで3800億米ドルを超えるとしている。

 以下に、今回のレポートで注目すべき結果をまとめた。

(1)2018年の北米における移動通信加入者数は3億2100万人となり、これは人口の83%に相当する。2025年までには、加入者数は3億4500万人、人口の85%に上る。北米では、米国の加入者数が2億7800万人と群を抜いており、次いでカナダの2900万人、カリブ海地域の1500万人となっている。

北米地域の移動通信加入者数の推移と割合
北米地域の移動通信加入者数の推移と割合
出所:GSMA
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(2)現在、この地域の移動通信接続件数の4分の3は4Gネットワークにつながっている。4Gのシェアは、今後市場が5Gに推移することから下降し、5Gネットワークへの接続率は2025年までに46%に上る。

北米地域の通信規格別シェアの推移
北米地域の通信規格別シェアの推移
出所:GSMA
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(3)2018年時点で、移動通信技術とサービスの経済的価値は9370億米ドル、北米のGDPの4.2%を占めている。この経済効果は2023年までには1.2兆米ドル、GDPの4.8%を占めるようになる。

今後の移動通信事業の経済効果
今後の移動通信事業の経済効果
出所:GSMA
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(4)この地域のモバイルエコシステムは230万件の直接および間接雇用を支援する。2018年の納税額は1230億米ドルと、公的資金に対しても多大な貢献をしている(周波数利用料を含まず)。

移動通信事業の雇用への影響
移動通信事業の雇用への影響
出所:GSMA
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移動通信関連の納税額
移動通信関連の納税額
出所:GSMA
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(5)北米地域の2019年の移動通信による収益は、2800億米ドルとなる。