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 ヤフーを傘下に持つZホールディングス(ZHD)は2019年11月1日、2019年4~9月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高に相当する売上収益は前年同期比4.1%増の4841億円、営業利益は同9.0%減の756億円と、増収減益だった。子会社のアスクルと一休の売上収益が増えた一方で、2018年4~9月期にIDCフロンティアの売却益を計上した反動減で営業減益になった。

 スマートフォン決済サービス「PayPay」で持ち分法投資損失を103億円計上し、純利益は同7.2%減の511億円に後退した。ZHDの川辺健太郎社長CEO(最高経営責任者)はPayPayの黒字化の時期について「なるべく早くしたいが、大きく収益を出すには数年かかる」と説明した。

決算会見に臨む川辺健太郎社長CEO
決算会見に臨む川辺健太郎社長CEO
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 セグメント別の業績は「コマース事業」の売上収益が同6.1%増の3354億円、営業利益は同14.5%増の356億円だった。「Yahoo!ショッピング」における広告売上収益が伸びたほか、Eコマース取扱高(物販)が同7.1%伸びたことが寄与した。

 「メディア事業」の売上収益は同0.3%増の1477億円、営業利益は前年同期と変わらず720億円だった。ヤフーのサイトのトップページなどに広告を掲載する「プレミアム広告」が3割伸びた。2020年3月期の連結業績については従来予想を据え置いた。売上収益は1兆~1兆200億円、営業利益は1406億~1500億円を見込む。