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 玉川高島屋ショッピングセンター(SC)を運営する東神開発は2019年11月6日、ドローンによる鳥害対策の実証実験の様子を報道陣に公開した。屋上広場に近づくハトをドローンで威嚇して近づかないようにし、屋上広場の鳥害被害の軽減効果を検証する。鳥害対策の監修は大正クエストが、ドローンの操縦はヘキサメディアがそれぞれ担う。

玉川高島屋ショッピングセンターの屋上広場上空を飛行するドローン
玉川高島屋ショッピングセンターの屋上広場上空を飛行するドローン
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 玉川高島屋SCの近隣にはハトが多数生息している。一部は屋上広場に飛来するほか、人に慣れているため来場者が近づいても逃げないケースも多い。屋上は飲食可能なエリアとなっていることもあり、ふん害をはじめとする衛生面や来場者の飲食物をついばもうと接近してくる可能性などを懸念しているという。そこで11月8日に新装オープンする南館屋上広場の上空で、毎朝の開店前の時間帯にドローンを飛行させる。営業時間内は来場者の安全確保のため飛行させない。

 ドローンは中国DJI製の業務用モデルで全長30センチメートルほど。ドローンにはスピーカーを備えており、ハトが嫌がる猛きん類の鳴き声を放送しながら飛行する。「機影と猛きん類の鳴き声で威嚇し、ハトたちにこのエリアは危険だと印象づけることで、屋上広場に近寄らないようにすることを目指す」(大正クエストの長田博副社長)。

実証実験で使用する中国DJI製ドローン
実証実験で使用する中国DJI製ドローン
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 報道公開ではハトのいる方角に向けてヘキサメディアの社員による手動操縦でドローンを飛行させていたが、屋上広場の上空に飛行エリアを設定して自動操縦させることも可能という。ドローンの飛行許可については、ヘキサメディアが保有している包括許可を使用している。