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 ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)は2019年11月8日、中国での合弁会社、上海フォルクスワーゲン(SAIC Volkswagen)が建設していた電気自動車(EV)の工場が完成し、試験生産を始めたと発表した。現在、試験生産しているのは量産型EV、「ID.」シリーズの中国専用モデル。EV専用プラットフォーム「MEB」を使ったモデルで、量産は2020年10月からになる予定。

(写真:Volkswagen)
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 すでにVWグループ内の様々なブランドがMEBプラットフォームを使ったEVを開発している。2025年までに異なるブランドが、15車種のEVを中国で現地生産する予定。新工場の生産能力は年間30万台。新工場は面積利用率が高いため、生産台数の割に既存の工場より敷地面積は小さいという。

 VWグループは2028年までに世界で2200万台のEVを販売する計画で、そのうち半分が中国製になる見込みだ。今回のMEBモデルのEV生産はその第一歩になる。また、VWは2050年までに事業活動のカーボンニュートラル化を実現するという大きな目標を持っている。新エネルギー車の生産、販売を後押しする中国政府と、持続可能なモビリティプロバイダーへの転換を目指すVWの思惑は、合致している。